Official髭男dism メジャー2ndアルバム『Editorial』 感想
こんにちは、nissydesuです。
1年10ヶ月ぶり、待ちに待った物が遂に届きました。そう、2019年に「Pretender」でブレイクを果たした山陰発ピアノPOPバンド、Official髭男dismのニューアルバム『Editorial』です。いや、ここはジャケットに準拠し、『Editorial』と表記しときます。
余談ですが、あるサイトで予約したら全然届きませんでした。でも、Pontaポイントが溜まったので良しとします😡
というわけで、僭越かつ遅ればせながら感想をつらつら綴っていこうと思います。
1.Editorial
今作の表題曲で、アカペラの曲になります。絡むエフェクトの掛かった声(デジタルクワイアというらしい)を聞いてると、90年代のSF映画を見てる気分になります、多分僕だけです。
ちなみにこの『Editorial』という言葉は、2016年に発表したEP『What's Going On?』の仮タイトルだったらしいです。https://www.google.com/amp/s/realsound.jp/2016/10/post-9916_2.html/amp(このインタビューで語ってました。)
2.アポトーシス
本作のリード曲です。2021年、いや2020年代イントロ大賞受賞待ったなしのイントロから始まるバラード曲です。
テレビで披露されたものを何度か拝見しましたが、聴けば聴くほどサビの「似た者同士の〜」部分がクセになって待ち遠しくなります。要するに名曲。
3.I LOVE...
言わずと知れた2020年のキラーチューンですね。僕この曲が、アルバムのどこで輝くのかをずっーと楽しみにしてたので、曲が流れ始めた瞬間「待て」され続けた犬(かキャット)みたいに猛り狂いました。
メンバー曰く「アレンジに力を入れた」と話している通り、この曲はいろんなところでいろんな音が鳴ってるので是非インストも聴いてみてください。
(聴こう。)
4.アポトーシス
この曲はドラムスの松浦さんとボーカル、ピアノの藤原さんの共作で、松浦さんにとっては初の作詞作曲になります。
初物というだけあって、今までのヒゲダンにはなかった雰囲気が漂っています。イントロから異質な雰囲気、広がるサビ、まさに新境地です。
5.HELLO
2番のサビの歌詞がすっごい好きです、付き合ってください。
…冗談はさておき、初めて聴いたときから心奪われていました。これでもかと繰り出される押韻が気持ちいい一曲です。
6.Cry Baby
今アニメ放送中の、東京卍リベンジャーズのオープニングテーマです。
ただただカッコいいですね、この曲は。テレビでも披露されてましたが、全部カッコよかったです。「FIRE GROUND」の系譜を継ぐロックなナンバーですが、こういうの大好きなのでもっと作ってください。
7.Shower
聴いてると、不思議な感覚を覚える曲です。だんだん深く潜っていく感覚というか、すっごいゆる〜い下り坂を下ってる感じです。
また、後半になるといきなり曲調が激しくなるので、毎回ビックリします。あと、「おかずウォーズ」のお茶目さが好きです。
8.みどりの雨避け
この曲は、ベースの楢﨑さんが作詞作曲をしており、前作の「旅は道連れ」に続く癒やしソングです。
イントロは70年代の洋画の雰囲気を感じさせますが、直後のギターは同時期の邦画の雰囲気を感じさせます。とにかくノスタルジックな一曲です。
9.パラボラ
髭男dismが存分に発揮されたポップな曲です。僕もこの曲みたいに、4月の度に新しいことやりたいんですけどね😭
なんか悲しくなってきたので、早めに切り上げます。
10.ペンディング・マシーン
とにかく韻を踏みまくる、驚くくらい踏む。いつでも踏む、サビでも踏む、そのうち間奏でも踏んでるんじゃないかって思う。
僕「最後の恋煩い」がめちゃくちゃ好きなんですけど、後継曲が現れたみたいで嬉しいです。
11.Bedroom Talk
この曲は、ギターの小笹さんが作詞作曲をした曲になってます。
この曲といい「Rowan」といい、メロウな雰囲気がとっても良いですね。でも歌詞は割と真っ直ぐなラブソングなので、そのギャップがたまらないです。
12.Laugher
この曲、単純にめっちゃ良いですよね。全体に漂う雰囲気だとか、メロディーだとか、これぞ王道バラード!って感じでたまらんですな。あと「ラフター」と「壊した」の韻がとっても好きです。
個人的に、いつかライブでいちばん聴きたい曲です。
13.Universe
イントロのピアノはどうやって考えたんでしょうかね、そりゃ上記の沙汰でないと揶揄もされるでしょう。間違いなくPOTY(Piano Of The Year)受賞します、あればの話ですが。
14.Lost In My Room
ラストを飾るのは、アルバム制作期間を描いたという曲です。
最初の感想としては、「高すぎ」でした。改めてボーカルの藤原聡という男は、すんごい歌が上手いんだなと思い知らされました。ラストの「Good night my heart」なんか高すぎて天に召されたのかと思いました。
というわけで、リスナーを容易く天国へ連れて行くOfficial髭男dismの最新作『Editorial』は全国のCDショップ、音楽配信サービスで配信中です。聴こう!
終わり。